フードトラックは「なんでも売れる」に 新たな試み次々と

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 緊急事態宣言によるリモートワークの実施で、繁華街の飲食店だけでなく、オフィスビルの空きスペースに出店するフードトラックも無傷ではすまされなかった。

「昨年4~5月は前年比で50%減でしたが、現在は15%減ほどまで回復しています」と話すのは、フードトラックの運営支援を行うMellow広報の小関真裕美さん。Mellowはオフィスから使用許諾を得て、場所をフードトラック事業者に提供。アプリを通じた集客や決済も実現させた。

 これまでオフィス街での弁当の販売が9割ほどを占め、首都圏や関西圏を中心に躍進してきた。

 だが、オフィス人口が減る中、大型マンションのあるエリアなどで弁当以外に魚や野菜なども販売。保険相談ができるトラックも出現。生き残りを懸けて、エリアと商材の幅を広げてきた。

 ここに来て、新たな試みを行っているという。その一つが移動式アンテナショップだ。

「現在、山口県のアンテナショップを西新宿、渋谷、赤坂、三田などの都心で展開予定です。山口県の特産品のほか、ブランド鶏を使用した『彩りかしわ飯』を販売していきます。他の自治体とも組んで展開していきたいと考えています」

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