フードトラックは「なんでも売れる」に 新たな試み次々と

公開日: 更新日:

 緊急事態宣言によるリモートワークの実施で、繁華街の飲食店だけでなく、オフィスビルの空きスペースに出店するフードトラックも無傷ではすまされなかった。

「昨年4~5月は前年比で50%減でしたが、現在は15%減ほどまで回復しています」と話すのは、フードトラックの運営支援を行うMellow広報の小関真裕美さん。Mellowはオフィスから使用許諾を得て、場所をフードトラック事業者に提供。アプリを通じた集客や決済も実現させた。

 これまでオフィス街での弁当の販売が9割ほどを占め、首都圏や関西圏を中心に躍進してきた。

 だが、オフィス人口が減る中、大型マンションのあるエリアなどで弁当以外に魚や野菜なども販売。保険相談ができるトラックも出現。生き残りを懸けて、エリアと商材の幅を広げてきた。

 ここに来て、新たな試みを行っているという。その一つが移動式アンテナショップだ。

「現在、山口県のアンテナショップを西新宿、渋谷、赤坂、三田などの都心で展開予定です。山口県の特産品のほか、ブランド鶏を使用した『彩りかしわ飯』を販売していきます。他の自治体とも組んで展開していきたいと考えています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手