小林製薬の「アンメルツ」は開発社員の失恋がきっかけで生まれた

公開日: 更新日:

「ボーコレン」や「のどぬ~る」など、ユニークなネーミングで目を引く小林製薬。さて、この商品名はどのように生み出されるのかというギモン。

 広報担当の栗山さんがこう答えてくれた。

「マーケティング部のそれぞれの製品の開発担当者を中心とした開発チームで考えています。多い時は100以上の候補の中から絞っていき、最終的には社長の決裁を経て、決定されます」

 製品の中にはこれまたユニークなきっかけで生まれたものも。「アンメルツ」(1966年発売)は、ある男性社員の悲しい体験から開発されたのだという。

「肩に湿布を貼ったままデートに行き、それが原因でふられてしまいました。そこで『見えない肩こり薬』をコンセプトに開発されたのが『アンメルツ』なんです。ちなみに現在では主流となった『ラバーキャップ』を初めて開発。肩に塗りやすいよう孫の手をヒントに先端を曲げた『アンメルツヨコヨコ』を1974年に発売し、ヒットしました」(栗山さん)

 アンメルツのネーミングも「アンチ(排除)=英語」+「メルツ(痛み)=ドイツ語」とこちらもユニーク。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る