C-United(珈琲館・ベローチェ) 友成勇樹社長(4)36歳の若さで世界125カ国の中堅幹部を指導

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 友成は、各国のSV(スーパーバイザー)や部長といったミドルマネジメントを指導した。

「1クラスを2人で担当します。まず、来週から新しいクラスがスタートするという前の週の土曜日に、世界中から集まってきた生徒を米国マクドナルド内にあるホテルのボードルームに集めてレセプションを開きます。当時、自分は36歳でした。集まった生徒を前にして、『来週(月~金)から主任として皆さんを指導します』と、まだたどたどしい英語で挨拶すると、人種差別もあって、『なんだ、こんな若造に教わるのか』と、ブーイングを鳴らされました」

 しかし、友成はこういう逆境で真価を発揮した。授業中にすぐに答えられないような質問が出ると、その場でメモし「答えはリポートに書いて渡す」と約束、翌日、質問した生徒一人一人に渡した。友成の的確なリポートを読んで、生徒は納得し、「勇樹、ありがとう」と握手を求めてきたという。

 世界各国から集まった幹部たちは、簡単には答えられない鋭い質問もしたようだが、翌日には誰もが納得する回答を用意する友成に感動したらしい。友成は「生徒の私に対する態度が変わるのが楽しかった」という。

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