姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。アジア・ビズ・フォーラム主宰。日刊ゲンダイでの連載などをもとに「ポストコロナと中国の世界観」(集広舎)。

中国は「鎖国」状態にギアチェンジ! 出国阻止でパスポートを切断も?

公開日: 更新日:

 中国・上海の一部の住民の間であるウワサが流れた。「浦東国際空港で、アメリカに留学するため出国しようとした中国人学生のパスポートが取り上げられ、ハサミで切断された」というものだ。根も葉もないウワサではないことは、類似の事件の報道からもわかる。4月22日、米国に戻ろうとした中国人女性も中国の空港で拘束され、パスポートを切断されてしまった。

 なぜこんな事件が起きるのか。それは今、中国が徹底した“鎖国”状態へとギアチェンジしたからではないか。実は昨年7月18日、米ソーシャルニュースサイト「レディット」(中国語版)に「中国は2022年10月までに完全に鎖国されると予測」と題した中国語の記事が投稿された。ここに書かれているのは次のような内容だ。

「(2022年秋の)中国共産党第20回全国大会を前に、遅かれ早かれインターネットは完全に遮断され、出入国は禁止されるだろう。留学生と外交・公用ビザ保持者だけが出国でき、他の中国人は中国にとどまるよう説得され、パスポートさえも切断される」

 ほぼ的中である。「出国できるのは留学生」とあるが、前述のように留学目的でも出国できないケースもあるので、事態は“予測”よりも深刻だ。

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