「HUB MEBKI」平井あかね社長(1)「ドバイは9割外国人の超移民国家」
UAE(アラブ首長国連邦)を構成するドバイ首長国。今年3月まで開催されていた中東初の万博(ドバイ国際博覧会)が成功し、一躍世界の注目を浴びている。
■在住24年のドバイで起業
平井さんはドバイに24年在住。2020年にレンタルスペースでのラウンジ業、日系企業の新商品イベント運営、ドバイで法人設立予定の企業に向けたサポート、メディア取材のコーディネートなどを事業内容とする「HUB MEBKI」(ハブ・架け橋+芽吹き)をオープンした。
今やドバイの知名度も世界で上がっているとはいえ、日本でドバイの存在を知る人が少ない時代に、平井さんが移住を決断した理由は?
「短大卒業後、就職氷河期だったこともあり、アメリカの大学に留学しました。そこでたまたま中東学を専攻したのがきっかけです。本当はスペイン語学を専攻したかったのですが、スペイン語がある程度できないとついていけなくて、消去法で中東学を選んだのです(苦笑)。でも、大学にはUAEやサウジアラビアなどの中東の人が多かったので、良いコネクションにも恵まれて。卒業後ドバイの旅行会社に就職が決まり、こちらでの生活が始まりました」