「どうやって仕事をサボるか」を常に考える 時間とお金の交換からの脱却あるか
いかにしてサボるか? 実はこの考え方が、自由に生きるための大きなポイントになる。
「どんな仕事でも、ある程度は自分の時間を使う必要があります。しかし、自分の時間を使って仕事を頑張ったその先に、『時間とお金の交換』からの脱却があるか・ないかで、未来はまったく別物になります。例えば、スーパーのレジ打ち。時給1500円が上限だとすると、1日8時間・月20日働くとしても、月24万円が上限となります。このような仕事をどれだけ長く続けていても、『時間とお金と交換する働き方』から抜け出すことは難しい。レジ打ちのAmazon Go(アマゾン・ゴー)などの人工知能(AI)による無人化も進んでおり、レジ打ちそのものがなくなる時代がやってくるでしょう。さらに言うと、日本の労働の49%が、10~20年後にはAIやロボットで代替可能になるという研究結果もあります」
時間をお金と換える働き方は、時給制のアルバイト全般、会社員のみに限らず、パイロット、医師、弁護士も同じ。
「医師や弁護士ら高収入で専門的な仕事をしていても、自分が働かないと収入が得られない仕事ですから、自分の手を止めてしまうと収入も止まってしまう。だから本当の自由を手にしたいのであれば、働き方を考え直す必要があるのです。ポイントは、『どうやって仕事をサボるか』を常に考えること。これは『自分の時間を使わずに、価値提供をする』ということです」