出所後カジノで9億円を失い…大王製紙元会長・井川意高氏が明かす「バカラED」

公開日: 更新日:

亡父の遺品から出てきた衝撃のメモ

「父は瞬間湯沸かし器のような性格で、子会社からの私の巨額の借り入れがバレたときは、『けしからん』『バカ者』と怒り狂い、驚くほどの罵詈雑言を私に浴びせました。でも、竹を割ったような性格で、後々、蒸し返してグジグジ文句を言うことはありませんでした。東京拘置所にも刑務所にも母と一緒に面会に来てくれる優しい面もあったんです。そんな父の遺品を母が整理していると、『佐光と共死にしても構わない』というメモが見つかりました。私は、私の借金返済を拒み、逮捕・投獄へ追い込んだのは佐光前会長一派の仕業だと思っていますが、井川家排除のクーデター劇を進めた佐光氏を大王製紙社長に選任してしまったことを、父・髙雄は悔やんでも悔やみきれなかったのでしょう。新刊本では佐光前会長らがどんな汚い手を使ってたのかできる限り細かく書いたつもりです」

 大王製紙は、6月29日に開かれた株主総会の直前に、佐光会長を取締役として再任する議案を撤回し、佐光氏は29日付けで名誉顧問に就任した。「株主からの十分な信任を得られていない」と佐光氏から退任の申し出があったためだという。慌ただしい佐光氏の会長退任劇と今回の井川氏の“暴露本”出版は無関係ではなさそうだ。

▽井川意高(いかわ・もとたか) 1964年、京都府生まれ。東京大学法学部卒業後、87年に大王製紙に入社。07年、大王製紙取締役社長。同会長を務めていた10年から11年にかけ、カジノでの使用目的で子会社から総額106億8000万円の資金を借り入れた事実が発覚。11年11月、会社法違反(特別背任)の容疑で東京地検特捜部に逮捕され、13年6月、懲役4年の実刑判決が確定。17年10月に刑期満了。

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