チャットワーク創業者 山本敏行氏(1)ユニコーン企業創出を目指しエンジェル投資家を育成

公開日: 更新日:

「メールより効率的」と36万社以上の企業が導入するビジネスチャットツールを開発したチャットワーク(東証グロース上場)。創業者の山本敏行氏は現在、設立まもない企業に出資するエンゼル投資家と起業家を結ぶコミュニティーSEVENを運営している。

「2018年にチャットワークのCEO(最高経営責任者)のポストを2歳下の弟(正喜氏)に譲り、SEVENを立ち上げました。日本経済にとって、エンゼル投資家の育成が急務と感じていたからです」

 山本氏が目指しているのは、未上場株式の価値が10億ドル以上(約1400億円)のユニコーン企業の創出。米国487社、中国171社に対し、日本のユニコーン企業はわずか6社しかない。将来性のある企業が容易に資金調達できるようにするのが狙いだ。

■大阪桐蔭高時代のアダ名は「犯罪者」

 SEVENのスタートにあたっては、もう一人の立役者がいる。共同発起人として名を連ねる戸村光氏である。山本氏の大阪桐蔭高校の15年後輩だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝