おそうじ本舗 見澤直人社長(1)異端児がハウスクリーニングのプロ集団を率いるまで

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 小学校でも異端児だった。とことん我が道を行くというタイプ。周囲に合わせるようなこともない。給食の時間は前と後ろの生徒が机をくっつけ、向かい合って食べる。だが、見澤少年だけは一つの机で単独で食事をしていた。当時の学校側の対応もおおらかだったといえる。

「いつも一人だけでポツンとおかれていたらいい気はしないのでしょうが、僕は全然平気だった」と話す見澤氏だが、両親は気が気ではなかったようだ。「このまま大きくなったら、何かとんでもないことをしでかすのではと心配していた」と振り返る。

 ある時、見澤少年は何を思ったか、トイレットペーパーの芯を集めだす。

「とにかく、急に芯が欲しくなったんです」

■芯欲しさに紙をどんどんトイレに放り込んで水浸し

 トイレットペーパーを次から次にほどいていった。芯を取り出した後に残った紙はどんどんトイレに放り込んだ。家中のトイレットペーパーをすべて使い切ると、見澤少年は満足して、外に遊びにいった。

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