2年以内に全人口の半分が“水不足”に…WHOが警告する「世界水戦争」勃発の可能性

公開日: 更新日:

 水を巡る世界の動きに不穏さを感じます。先週、3月22日は「世界水の日」でした。米CNNは次のように報じています。

<現時点で世界の推定7億8500万人がきれいな水を利用できない環境で暮らし、2年以内に世界の人口の半分が、水不足で不便が生じる「水ストレス」状態に陥る──。世界保健機関(WHO)がそんな統計を発表した>

 近い将来、人口の半分が水不足に直面するかもしれないのです。

 日本では「飲み水に困る」ことはあまり考えられません。しかし、世界の水不足は深刻化するばかりで、清潔な水を確保できない地域は少なくありません。ここ数年は日本の水源地である山林を中国などの外国資本が次々と買収しているとのニュースも流れています。

 水を確保するための紛争が起きる危険性もあるでしょう。日本は島国なので水を巡る紛争は起きにくい環境です。ただ、世界には数カ国を流れる河川もあります。上流と下流の国で、水を巡る争いが実際起きています。

 そんなゴタゴタが世界中で起きれば、世界水戦争が現実のものになるかもしれません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

  3. 3
    梅宮辰夫は立候補…カルーセル麻紀の処女を奪った男の真相

    梅宮辰夫は立候補…カルーセル麻紀の処女を奪った男の真相

  4. 4
    山川穂高謹慎で電撃トレードの現実味…ジリ貧の西武が狙う巨人、阪神の“野手5人”の名前

    山川穂高謹慎で電撃トレードの現実味…ジリ貧の西武が狙う巨人、阪神の“野手5人”の名前

  5. 5
    嵐はジュリー社長の“オキニ”、櫻井翔は秘蔵っ子的存在…「性加害問題」遅すぎた釈明の深層

    嵐はジュリー社長の“オキニ”、櫻井翔は秘蔵っ子的存在…「性加害問題」遅すぎた釈明の深層

  1. 6
    タッキー社長の本格始動に“勝機と商機”あり 大手レコード会社から2組デビューで滑り出し上々

    タッキー社長の本格始動に“勝機と商機”あり 大手レコード会社から2組デビューで滑り出し上々

  2. 7
    北公次は性被害とアイドルからの凋落で壊れていった…ジャニー喜多川氏からは花輪も届かず

    北公次は性被害とアイドルからの凋落で壊れていった…ジャニー喜多川氏からは花輪も届かず

  3. 8
    「松本人志オワコン説」は本当か? ケンコバの元相方が長年の“悪しき慣習”を痛烈批判

    「松本人志オワコン説」は本当か? ケンコバの元相方が長年の“悪しき慣習”を痛烈批判

  4. 9
    市川猿之助はジャニー喜多川と同じだったのか、それとも伊丹十三か?

    市川猿之助はジャニー喜多川と同じだったのか、それとも伊丹十三か?

  5. 10
    中田敦彦に松本人志を批判する資格はあるのか? 関係者から失笑&総スカンされるワケ

    中田敦彦に松本人志を批判する資格はあるのか? 関係者から失笑&総スカンされるワケ