2年以内に全人口の半分が“水不足”に…WHOが警告する「世界水戦争」勃発の可能性
水を巡る世界の動きに不穏さを感じます。先週、3月22日は「世界水の日」でした。米CNNは次のように報じています。
<現時点で世界の推定7億8500万人がきれいな水を利用できない環境で暮らし、2年以内に世界の人口の半分が、水不足で不便が生じる「水ストレス」状態に陥る──。世界保健機関(WHO)がそんな統計を発表した>
近い将来、人口の半分が水不足に直面するかもしれないのです。
日本では「飲み水に困る」ことはあまり考えられません。しかし、世界の水不足は深刻化するばかりで、清潔な水を確保できない地域は少なくありません。ここ数年は日本の水源地である山林を中国などの外国資本が次々と買収しているとのニュースも流れています。
水を確保するための紛争が起きる危険性もあるでしょう。日本は島国なので水を巡る紛争は起きにくい環境です。ただ、世界には数カ国を流れる河川もあります。上流と下流の国で、水を巡る争いが実際起きています。
そんなゴタゴタが世界中で起きれば、世界水戦争が現実のものになるかもしれません。