経済音痴の岸田首相が前のめり…年金制度「改悪」に経済界から大ブーイング

公開日: 更新日:

政界通(以下=政) 岸田政権がまたも「経済音痴」ぶりをみせ、経済界がブーイングだそうだな。

財界通(同=財) 企業年金の「改悪案」のことか?

■金融庁が旗振り役

 そうだ。年金の資金をもっと積極的に運用しろと年金基金に圧力をかけているが、そうすれば成績がマイナスになるリスクも増す。首相官邸や旗振り役の金融庁の言い分を聞くと、マイナスになることはないと言わんばかりの能天気ぶりだ。

官界通(同=官) 10月初め、首相肝いりの「新しい資本主義実現会議」の下に資産運用立国分科会が新設され、そこで改革に年内にも結論を出すとなって、霞が関の官僚も「何で?」と驚いていた。

 日本人の大半は「安心・安全」が第一で、年金で高いリスクは取りたくない。そんなことも分からないのかという声が、経済界や労働界に多いね。

 首相は2カ月余り前にも「日本に資産運用特区をつくる」と言い出した。力ずくでも個人の「虎の子」を証券投資へ向かわせようというのは、誰の発想なのかね?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  2. 2

    進次郎農相いきなり「作況指数」廃止のお粗末…“統計のブレ”は父・純一郎元首相の農水省リストラのツケが原因

  3. 3

    「業績連動型」は時代に合わない? ボーナスなくす大手企業の狙い…ソニーグループは4月から新報酬制度スタート

  4. 4

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  5. 5

    進次郎大臣は連日の視察とTV出演で大ハシャギ…ムチャぶりされる農水省は“ブラック企業化”のお気の毒

  1. 6

    経団連副会長退任の南場智子DeNA会長に政官財が熱視線も…まずは「社業専念」公言の潔さ

  2. 7

    もうひとつの国民食「みそ」の値段まで跳ね上がる…大豆高騰に加工用米不足が追い打ち

  3. 8

    書店生き残りの秘策は「滞在型」と独自路線…政府も活性化プランで支援

  4. 9

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  5. 10

    大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?