自民5派閥「裏金疑惑」特捜部ついに本腰! “標的”は安倍派事務総長を歴代務めた3幹部

公開日: 更新日:

 大物議員が立件されるのか──。自民党5派閥が、政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に記載していなかった裏金疑惑を巡って、東京地検特捜部の捜査が本格化している。

【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)

 最大派閥の安倍派では、所属議員10人以上が販売ノルマ超過分のパー券収入をキックバックさせるなどして、裏金づくりをしていた疑惑が浮上。2022年までの5年間で、裏金は1億数千万円に上るとみられている。特捜部は、裏金づくりに関与した疑いのある議員への事情聴取を検討。立件を視野に実態解明を進めているもようだ。NHKなど、大手メディアが一斉に報じている。

「本丸はやはり安倍派です」と言うのは、ある霞が関関係者だ。

「検察は、もともと安倍政権時の総裁派閥である清和会(安倍派)に恨みを抱いていた。原因は、安倍政権が検察人事に手を突っ込んだ“黒川事件”です。当時、安倍政権は東京高検検事長だった黒川弘務氏の定年延長を閣議決定。官邸の守護神と称された黒川氏の検事総長就任が目的だったとみられている。最終的に、黒川氏は賭けマージャンが発覚し失脚しましたが、人事に手を突っ込まれた検察は今も恨みを持っているようです。今回の捜査は、河井元法相の公選法違反事件を手がけた森本宏最高検刑事部長が指揮を執っているようです」(同前)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ