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金子勝慶大名誉教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

新自由主義による「大学」破壊…その先に待つのは日本社会の破壊だ

公開日: 更新日:
衰退する大学や科学技術、よみがえらせることこそが未来につなぐ(国立科学博物館は経営危機でクラウンドファンディングに頼らざるを得なかった=写真)/(C)共同通信社

 防衛費倍増とともに、米国製旧型ミサイル「トマホーク」の在庫一掃の爆買い、“未亡人製造機”と呼ばれるオスプレイを買う──、究極の無駄遣いではないだろうか。

 本来、増やさなければならないのは教育費である。教育費の拡充は格差是正と少子化対策に資するだけでなく、衰退する大学や科… 

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