著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

デジタル競争力ランキングでは19位 中国が力入れるAI産業の不気味な大躍進

公開日: 更新日:

 スイスの国際経営開発研究所(IMD)は世界デジタル競争力ランキング2023(64の国・地域が対象)を11月末に発表。17年の調査開始以来、5回目まで首位の米国は、前年調査では2位となったが、首位に返り咲いた。

 次いでオランダ、シンガポール、デンマーク、スイスと続き、日本は前回調査から3つ順位を落とし32位。アジアでは韓国6位、台湾9位、香港10位、中国は19位である。

 中国は、11月に開催された世界デジタル貿易博覧会の開幕式で、「中国デジタル貿易発展報告書2022」を正式発表した。そのなかで、中国のデジタル貿易の総規模が過去最高を更新したと報告している。

 22年現在、時価総額が10億ドルを超す中国のデジタル貿易企業は200社以上あり、世界のユニコーン企業トップ500中、中国企業は227社。4年連続で世界トップとなった。評価額総額は前年同期比19%増の10.7兆元(約227兆円)に達した。

 中国のチップ企業「龍芯中科」は11月28日、自社開発の最新中央演算処理装置(CPU)を発表した。「龍芯3A6000」は、中国が独自に設計した命令システムとアーキテクチャーを採用。海外ライセンス技術に依存せず、自主的に開発・制御する新世代の汎用プロセッサーである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった