自民裏金事件で菅前首相が存在感も…《86億円の官房機密費はどうした?》とSNSは冷ややか

公開日: 更新日:

 いつもの「やっているフリ」なのか。それとも党内で高まる危機感、不満の「ガス抜き」なのか……「全く期待できない」といった意見が飛び交っている。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、同党が立ち上げた「政治刷新本部」のことだ。

 党所属の全国会議員に呼び掛けて行われた16日の第2回会合では、派閥解消論から最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)の幹部除名論まで飛び出したという。

 こうした中、派閥に所属しない中堅・若手は「無派閥連絡会」結成に向けた発起人会を18日に開くという。参加者は初会合で派閥解消を訴えた菅義偉前首相(75)や石破茂元幹事長(66)=ともに無派閥=で、無派閥の若手議員が菅氏と面会した際、「派閥はなくすべきだ」と訴えると、菅前首相は「分かっている」などと応じたと報じられている。

 派閥の裏金事件を機に再び存在感を発揮し始めたともいえる菅前首相だが、「無派閥連絡会」という名のもとに議員が集結し行動するのなら、結局は既存の派閥と変わらない。

■「派閥はなくすべきだ」という主張はそもそもの論点から外れている

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」