自民裏金事件で菅前首相が存在感も…《86億円の官房機密費はどうした?》とSNSは冷ややか

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 いつもの「やっているフリ」なのか。それとも党内で高まる危機感、不満の「ガス抜き」なのか……「全く期待できない」といった意見が飛び交っている。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、同党が立ち上げた「政治刷新本部」のことだ。

 党所属の全国会議員に呼び掛けて行われた16日の第2回会合では、派閥解消論から最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)の幹部除名論まで飛び出したという。

 こうした中、派閥に所属しない中堅・若手は「無派閥連絡会」結成に向けた発起人会を18日に開くという。参加者は初会合で派閥解消を訴えた菅義偉前首相(75)や石破茂元幹事長(66)=ともに無派閥=で、無派閥の若手議員が菅氏と面会した際、「派閥はなくすべきだ」と訴えると、菅前首相は「分かっている」などと応じたと報じられている。

 派閥の裏金事件を機に再び存在感を発揮し始めたともいえる菅前首相だが、「無派閥連絡会」という名のもとに議員が集結し行動するのなら、結局は既存の派閥と変わらない。

■「派閥はなくすべきだ」という主張はそもそもの論点から外れている

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