地方百貨店が次々と消えていく…“空白県”は島根県で3つ目に、全国でも4割強の店舗が閉鎖

公開日: 更新日:

 こうした百貨店業界の現状を流通アナリストの鈴木孝之プリモリサーチジャパン代表がこう説明する。

「百貨店が好調な原因は、株式市場の高値で値上げの恩恵を受けた富裕層が高額商品を購入していること。また、インバウンドの外国人消費が急増しているこの2つです」

 一方、地方百貨店の厳しい状況をこう解説する。

■生き残れる百貨店は、人口100万人以上の大都市だけ

「すでに百貨店ビジネスは過去のビジネスモデルになっています。車社会の中で郊外に大型ショッピングセンターができ、百貨店の品揃えは中途半端で太刀打ちできません。インターネット通販にも地方の顧客は奪われています。生き残れる百貨店は、人口100万人以上の大都市だけになるでしょう」

 大都市圏の百貨店でさえ、三越と伊勢丹、大丸と松坂屋、阪急百貨店と阪神百貨店のように合併、再編で生き残りを図ってきている。では、地方百貨店の窮状を打開する処方箋はあるのか、先の鈴木氏がこう述べる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学