裏金事件の政倫審 自民は「完全非公開」求めるが…過去には「非公開であっても公開すべきものは公開」と主張

公開日: 更新日:

 《往生際が悪すぎる》《公開したくないというのは裏を返せば悪いことしていたという自覚があるということだ》――ネット上では怒りを通り越して呆れる声が目立つ。

 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、28日から2日間の日程で行われる衆院の政治倫理審査会(政倫審)のことだ。

 現時点で政倫審での弁明が予定されているのは、西村康稔前経済産業相(61)、松野博一前官房長官(61)、塩谷立元文部科学相(73)、武田良太元総務相(55)、高木毅前国対委員長(68)の5人。塩谷氏は安倍派座長、西村、松野、高木の3氏は同派事務総長、武田氏は二階派事務総長を務めた。

 いつ誰が何時に出席するのかといった詳細は26日にも決まる予定だが、最大の問題は公開の有無だ。

 閣僚経験者や党幹部らが複数年に渡って違法・脱法行為の疑いもある裏金作りを繰り返してきたわけだが、いまだに「なぜ」「いつから」のほか、「違法、脱法の認識の有無や続けた理由」「選挙買収の疑いも指摘される裏金の使途」など多くの謎が残っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」