裏金事件の政倫審 自民は「完全非公開」求めるが…過去には「非公開であっても公開すべきものは公開」と主張

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 《往生際が悪すぎる》《公開したくないというのは裏を返せば悪いことしていたという自覚があるということだ》――ネット上では怒りを通り越して呆れる声が目立つ。

 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、28日から2日間の日程で行われる衆院の政治倫理審査会(政倫審)のことだ。

 現時点で政倫審での弁明が予定されているのは、西村康稔前経済産業相(61)、松野博一前官房長官(61)、塩谷立元文部科学相(73)、武田良太元総務相(55)、高木毅前国対委員長(68)の5人。塩谷氏は安倍派座長、西村、松野、高木の3氏は同派事務総長、武田氏は二階派事務総長を務めた。

 いつ誰が何時に出席するのかといった詳細は26日にも決まる予定だが、最大の問題は公開の有無だ。

 閣僚経験者や党幹部らが複数年に渡って違法・脱法行為の疑いもある裏金作りを繰り返してきたわけだが、いまだに「なぜ」「いつから」のほか、「違法、脱法の認識の有無や続けた理由」「選挙買収の疑いも指摘される裏金の使途」など多くの謎が残っている。

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