裏金「共謀」巡り深まる新たな謎…安倍派幹部4人が政倫審に出席も、証言に食い違い

公開日: 更新日:

 同年8月上旬、前月に横死した安倍氏以外は4月と同じメンツが、議員会館の塩谷事務所に集まり、再び協議。「還流の是非について協議したのは、この1度」(塩谷)という。直後に入閣により事務総長を辞めた西村氏は「結論は出ず、その後の経緯は承知していない」と主張。後任の高木氏は同年11月に「松本氏から一転して継続する方針を伝えられた」とし、「検討の場に出席したことはない」と関与を否定した。

 塩谷氏は「希望する声が多く、要望に沿って還流が再開された」「困っている人がいるので仕方がないくらいの話し合いで継続になった」「曖昧な感じで事務的に行われた」などと終始ゴニョゴニョ。いずれも復活主導を否定し、誰が決めたのかは結局分からないまま。裏返せば、誰かが嘘をついていることになる。

 松野氏も加えた4人とも派閥の会計に関与せず、不記載を知らなかったと釈明したが、にわかには信じがたい。実は8月の協議に参加した下村氏は、今年1月末の記者会見でこう証言していた。

「ある人から、還付(還流)については個人の資金集めパーティーに上乗せして、それで収支報告書で合法的な形で出すという案もあったと思う」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    289億円負債で経営破綻した絆ホールディングスと政界の“不可解なキズナ”を福祉関係者が注視

  2. 2

    ラーメン店&焼き肉店の倒産が過去最多…厳しい円安と物価高だけじゃない「意外な影響」とは

  3. 3

    止まらない長期金利上昇に高市政権ビビり…「骨太の方針」原案発表から数日で慌てて修正の前代未聞

  4. 4

    経済オンチ高市政権の呆れた居直り…「骨太の方針2026」で堂々“円安インフレ容認宣言”盛り込む

  5. 5

    高市首相と片山財務相が「1ドル=162円」突破で足並み乱れ…2人が“微妙な関係”に陥った裏側

  1. 6

    民間在庫量が過去最多、強まる先安感にコメ業界複雑…消費者安堵の裏で生産者が大量離農の恐れ

  2. 7

    家族連れ、夫婦、出張…新幹線代をケチって自由席へ「指定席代」は節約すべき対象?

  3. 8

    日産社外取締役「再任否決」で見えた「銀行から天下り」の終焉

  4. 9

    円安は止まらず、ドルベースの日経平均株価は下落…海外勢の利益確定売りは今後も続く

  5. 10

    補正予算3兆円は全額赤字国債、財政悪化懸念に高市・片山コンビが“安心感”強調も…マーケットの不信感は募るばかり

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離