世耕弘成氏は政倫審でも他人に激辛、自分に大甘…“ウソつき見本市”の特大ブーメラン語録

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〈私の事務所は初当選以来、1円単位できちんと記帳しています〉〈証人喚問は当然〉──。

 自民党が下野していた2010年、与党の民主党を襲った「政治とカネ」の問題をめぐり、ツイッター(現X)で威勢よく気炎を上げていたのが世耕弘成前参院幹事長だ。

 14日の参院政治倫理審査会で、派閥による還流開始時期について「少なくとも十数年前には始まっていたと思う」と説明。一方、自身へのキックバックに関しては「昨年11月、報道で明らかになった後に知った」とシラを切り、裏金づくりが始まった経緯も、安倍元首相が言い出した現金での還流廃止が撤回された理由も「知らぬ存ぜぬ」の一点張りだった。

 ライバルの「政治とカネ」の追及は舌鋒鋭かったクセに、自分にはとことん甘い。ウソつきの見本市と言うべき厚顔無恥だ。野党時代の世耕氏は国会でも「政治とカネ」をヤリ玉に挙げ、自民党の裏金事件にも通ずる鋭い質問を浴びせていたものだ。“特大ブーメラン語録”を見てみよう。

【参院総務委員会(2010年3月19日)】

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