メルシャン(キリングループ)大塚正光社長(1)入社2年目の姫路支店でアサヒ「スーパードライ」の猛攻に

公開日: 更新日:

 会社のメインであるビール営業に従事するのは、入社2年目に姫路支店に配属されてから。最初はたつの市や赤穂市を担当。

「酒屋さんにカレンダーをもっていくと、『キリンの方が見えられた』と驚かれることもありました」と言う。

 1970年代の初頭から80年代半ばまで、キリンは6割を超えるシェアを有していた。このため、独禁法により会社が分割される危機に直面。営業マンが訪問するのは卸までで、消費者との接点である酒販店までは足を運ばなかったのだ。

 一方で、バブル期の87年にアサヒビールが発売した「スーパードライ」が大ヒット。アサヒはキリンを追い上げていた。

 やがて姫路市中心街の担当になる。繁華街の飲食店を回ると、キリンからアサヒへと扱うビールを変える店が増えていた。

「お客さんが、スーパードライを欲しいって言うんだよ」と、店主たちは口を揃えた。

「営業マンが、卸と酒販店だけをフォローしておけばいい時代は去った。お客さまを意識しなければならない、と実感しました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  2. 2

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  3. 3

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  4. 4

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  5. 5

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  1. 6

    「ガキ使」の没個性化が進む? 松本人志の“週替わりCM”で「本編」が希薄化の危機

  2. 7

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  3. 8

    トランプ米国にすり寄る高市首相の寿命を“値踏み”…自民党内で加速する派閥再興へのシタタカな計算

  4. 9

    小沢一郎氏に聞いた(前編)衆院選での中道惨敗、自身まさかの落選と今後

  5. 10

    国立大学なら入学辞退率がゼロに近いはずだけど実態は? 有名私立と天秤にかけられる意外な大学