ルール改正で設定相次ぐ「非上場株投信」は、高いリターンが得られるか見極める必要あり

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 非上場株を組み入れた投資信託の設定が本格化しそうだ。野村アセットマネジメントは、9月2日以降に非上場株を組み入れた「野村日本新鋭成長株ファンド」を設定、野村証券で販売する。レオス・キャピタルワークスも「ひふみクロスオーバーpro」を9月12日に設定、直販のほか楽天証券やSBI証券で販売予定。新NISA成長投資枠でも購入可能だ。

 非上場株への投資は、上場株への投資と比較して高いリターンが期待できるが、これまでは投資信託への組み入れができなかったため、投資が難しかった。投資信託協会は2月15日に自主ルールを改正、非上場株を15%まで組み入れることを認めた。個人投資家の選択肢が増えると同時に上場予備軍のスタートアップ企業にとっては、資金調達がしやすくなるメリットがある。非上場株を組み入れた投資信託は、すでに米国では普及しており、人気になっているという。

「野村日本新鋭成長株ファンド」は、上場後10年未満の日本企業をポートフォリオの中心としながら、非上場株式も組み入れることで、高いリターンを目指す。新規性のあるビジネスモデルを保有し、高い成長が期待できる企業を選別して投資するという。

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