ブレイキングダウン元代表ダマシの手口…CEOの肩書使ったウソの投資話で120人から80億円詐取

公開日: 更新日:

 元代表は「ブレイキングダウンCEO」の肩書を使って出資者を信用させたうえで、「仕入れたスマホはフェラーリへ売却する」とウソの投資話を持ちかけ、2020~22年にかけて少なくとも120人から約80億円をだまし取っていた。

「中古スマホの輸出事業に投資すれば利益が得られる」と投資家をそそのかし、現金を詐取したとして格闘技イベント「ブレイキングダウン」運営会社の元代表で、「レディオブック」役員の板垣雄吾容疑者(44)ら3人が詐欺の疑いで警視庁暴力団対策課に逮捕された。

「板垣らは『45日間で15%前後の利益が得られる』と投資に勧誘。『儲け話がある』と持ちかけられた会社役員らが、『知り合いを誘って話を聞きに行きます』と仲間を誘い、出資者を増やしていた。投資家を信用させるため、板垣は出資金の一部を分割払いで返金していたが、集めた金でスマホを仕入れたり、売却した形跡はなく、実際は自転車操業だった」(捜査事情通)

 ブレイキングダウンは1分間の1ラウンドで勝敗を決める人気格闘技イベントで、21年に初開催された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった