「うまい棒」値上げが波紋…コスト高に苦しむ駄菓子業界、メーカーが吐露した“ジレンマ”

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 昔は10円以内で買える駄菓子があったっけ……。

 菓子メーカーのやおきん(東京)は、「うまい棒」を10月出荷分から3円値上げし、15円にする。X(旧ツイッター)では同社の値上げ告知が15万回リポストされるなど、衝撃が広がった。

 1979年の発売以来、40年以上にわたり1本10円を維持してきたが、コスト上昇を受け2022年に初めて12円に値上げ。その後もコーンなどの原材料価格、人件費、運送費の上昇が続いたため、2回目の値上げに踏み切った。

 わずか2年半で実に1.5倍の値段になるとは、コスト高の深刻さが分かる。となると、この苦しさは駄菓子業界全体に言えるのではないか。手のひらサイズのヨーグルト風お菓子「モロッコヨーグル」を製造するサンヨー製菓(大阪)を取材すると、池田政敏社長がこう話した。

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