トヨタとパナソニックが五輪スポンサー撤退…スポーツ大会の先行きに暗雲か?

公開日: 更新日:

 すごくまともな疑問だ。

 オリンピックの最上位スポンサーでは、40年近く続けてきたパナソニックも今年で打ち切ると発表した。ブリヂストンもだ。

 どうやら高額化したスポンサー料のせいで「スポーツ大会離れ」が進みそうだな。

 そう思う。テレビの放送権料も高過ぎるから、放送についてもスポンサーの撤退が進むのではないか。

 そうなると、大会の運営費やゴルフの賞金などへも影響するな。

 テレビは芸能人がコメントするワイドショーやクイズ、お笑い系ばかりで、スポーツ中継が減っていくと「テレビ離れ」がますます進むぞ。

 トヨタの「五輪撤退」に驚いた財界人もスポーツ好きで、それを心配していた。

 でも、巨額のスポンサー料や放送権料を出すよりも、従業員や工場などを置く地域へ報いたほうがいい。

 東京五輪では不正契約が摘発されるなど、スポーツ界も政界と同様に「黒い金」が動くようだ。見直し論に賛成だね。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒