大統領に返り咲くトランプはFRBが目の敵…再びバトル必至で「4度目の暗殺リスク」懸念の声

公開日: 更新日:

 歴史は繰り返すのか。米大統領選で返り咲きを決めたトランプ前大統領の安否が懸念されている。米国第一主義が信条のトランプ氏は関税引き上げ、減税、移民規制強化の強行にとどまらず、中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)の支配をもくろんでいるからだ。

 気に食わない相手をぶちのめさなければ気が済まないトランプ氏が目の敵にしてきたのが、金融政策の舵取りを担うFRBだ。1期目在任中、露骨に金融緩和を要求したが、パウエル議長は一蹴。大統領に何ら権限はないのに、議長解任を検討したこともあった。それで、世論形成とばかりに選挙戦最中の8月、金融政策決定に「大統領が意見すべきだ」と主張。通貨発行も管理下に置きたいとの野望も言外ににおわせた。

「独立戦争を経て統一通貨のドルを導入する過程で、米中銀の前身に国際金融資本が入り込んだ。世界の基軸通貨であるドル発行権は、彼らにとって文字通りカネのなる木。手を突っ込む人間の存在は認められない。暗殺されたリンカーン元大統領も、ケネディ元大統領も財務省に政府紙幣を刷らせた経緯があった。トランプ氏は無傷で就任式を迎えられるのかどうか」(金融関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  2. 2

    進次郎大臣は連日の視察とTV出演で大ハシャギ…ムチャぶりされる農水省は“ブラック企業化”のお気の毒

  3. 3

    ドン・キホーテが進次郎農相に異例の「直訴」…コメ流通は消費者ファーストではないのか? 識者が解説

  4. 4

    三井化学が石油化学事業を分社化…その先で描くのは過剰な同業他社との再編だ

  5. 5

    大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは

  1. 6

    自公政権の無策で失われていく庶民の味…「カレー」「ラーメン」「焼き肉」「洋菓子」「ステーキ」すべて倒産件数最多

  2. 7

    進次郎農相「コメ卸業者が営業利益500%増」発言で飛び交う「価格カルテル」疑惑と「コメの先物取引」で懸念されていたこと

  3. 8

    6月15日に開催G7サミットはトランプ関税で「会議は踊る、されど進まず」状態に

  4. 9

    マツキヨココカラ×コスモス薬品 節約生活の味方ドラッグストア大手を比較

  5. 10

    「プーチン心停止で影武者代行」情報…訪中大失敗のストレス、ロ国内に広がる大統領5選は無理の空気

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも