玉木雄一郎氏に「包囲網」…“グラドル不倫”騒動収まらず、自民・立憲・財務省で思惑一致

公開日: 更新日:

 日刊ゲンダイが既報(11月9日付)した通り、自民の税制調査会は財務省出身者ばかりだし、立憲も野田佳彦代表は財務大臣経験者で「税制も財政もよく分かっているから、事情は理解しているだろう」(財務省関係者)。

 地方自治体も不満をブチまける。玉木・国民民主の主張通りに「年収の壁」を見直すと個人住民税が4兆円の減収となると総務省が試算。全国知事会長の村井嘉浩宮城県知事は、13日の記者会見で「(個人の)収入が増えれば消費が喚起され、税収も増えるといった夢ごとではなく、地に足がついた具体的な方策を議論して欲しい」と苦言を呈していた。

不倫が発覚し、玉木さんの独壇場ではなくなったことで、『年収の壁』をめぐる議論は複雑な連立方程式になってきた。ただ、財務省の思惑で中途半端な落としどころになると、世論の怒りを招く。さて、どうするのか」(政治評論家・野上忠興氏)

 減税は大歓迎だが、財源の手当ては必要。財務省の手のひらで踊らされるのではなく、この際、法人税増税なども含めた抜本的な見直しが必要なんじゃないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理