フランチャイズビジネスインキュベーション 山本昌弘社長(1)常識破りのコスパ「鰻の成瀬」FCチェーンを展開

公開日: 更新日:

 山本昌弘(41)自身は、飲食業に関わった経験があるわけではなかった。

 2020年9月、FC事業のコンサルティング会社を設立した当初は、自ら店舗展開をしようという考えはなかった。

 FC展開をする会社に勤務していた山本は、ややもすると加盟店の売り上げの好不調をオーナーの自己責任で片づけてしまおうとするFC本部の姿勢に違和感を覚えた。

 FC本部の支援対応力があれば、双方の収益確保につながると考え、その後方支援に取り組む事業を始めたのだった。

 しかし、山本がクライアントであるFC本部にいろいろアドバイスしても、空振りに終わることが多かった。加盟店もなかなか売り上げを伸ばすことができないままでいる。

「もうちょっと、こうしたほうがいいですよ」などとクライアントにアドバイスしても、「そんなのムリでしょう」とか「それはちょっときれいごとすぎるよ」などと言われてしまう。

「それならば、ちゃんとできることを見せよう」と、山本は自らFC事業に乗り出すことに決めたのだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」