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森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

公開日: 更新日:

 工作機械の牧野フライス製作所は3月10日、2月末までに、複数社の第三者から完全子会社化を目的とした買収についての初期的な意向表明書を受け取ったと発表した。アジア系投資ファンドのMBKパートナーズや日本産業推進機構(NSSK)などの投資ファンドとみられている。

 牧野フライスを巡っては、ニデックが昨年12月、事前の通知なく、1株1万1000円で4月4日までにTOB(株式公開買い付け)を行い、完全子会社化を目指すと発表。今年1月には経営陣の同意が得られない場合でも計画通り買収を進めていく意向を示した。

 今回の第三者の提案は、ニデックに対抗するホワイトナイト(友好的買収者)の登場の可能性もあり、買収合戦に発展するのではないかとみられている。牧野フライスは、提案を比較検討するため買い付け開始を5月9日に延期するようニデックに再要請している。

「牧野フライスはニデックの強引な買収手法に疑心暗鬼になっています」(メガバンク幹部)という。なぜ、これほどニデックは牧野フライスの買収にこだわるのか。そこには「是が非でも2030年度までに売上高10兆円を達成したい永守重信代表の信念があるのではないか」(同)とされる。

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