フジテレビCM再開を容認? 経済同友会・新浪剛史代表幹事“フライング発言”の波紋

公開日: 更新日:

 そうだとしても、一般の人には「CMの再開」という言葉だけが強く印象付けられ、「性暴力」や「人権軽視」という報告書の厳しい指摘に比べて「甘いな」と受け止められるよ。

 私もそう思う。新浪氏は消費者を相手にしている企業の会長で、政府の経済政策や予算編成の軸を決める経済財政諮問会議の民間委員を10年以上も務めているだけに、発言は重い。

 そうだろうな。ある財界首脳も同じことを言っていた。

 要は、社会の空気を読み間違えたということか?

 いや、新浪氏は選択的夫婦別姓やLGBTの問題などで思い切ったことを言ってきたし、膠着状態の問題を揺り動かす発言力がある。それだけに、今回のCM再開問題がその力をそがないことを期待したい。

 同感だ。あれだけ大胆なことを言うのは、政策提言団体の経済同友会の代表幹事としては久しぶりだ。まだまだ発言してほしいね。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃