「ワタミ」とスキマバイトの「タイミー」が業務提携…外食業界の人手不足解消になるのか

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 2024年度は倒産件数が11年ぶりに1万件を超えた(負債額1000万円以上、東京商工リサーチ調べ)。うち人件費高騰も含めた人手不足倒産が最多で、前年度比1.6倍だ。

「現状を考えると、ワタミとタイミーとの業務提携は人手不足解消の一つの方策と言える」(信用調査会社関係者)

 4月10日、外食大手のワタミと、スキマバイトサービスのタイミーの業務提携が発表された。

 ワタミは日本撤退を考えていた米サブウェイから日本法人を昨年10月に買収し、フランチャイズ(FC)契約を締結。宅食と居酒屋に加えファストフードにも乗り出していたが、ここで懸念されていた人手不足を、タイミーで解消するというのだ。4月には横浜で店長・社員以外は全員タイミースタッフという店舗を開店。都市部では店長含め全員タイミースタッフという店舗展開も考えているという。

「一見したところでは、『むしろ研修費がかさむ』『スキマのスタッフだけで現場は混乱しないか』との感想を抱く人も多いでしょうが、勤怠管理もタイミー側が行ってくれるとなれば、お互い願ったりかなったりと言えます」(同)

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