フルッタフルッタ 長澤誠社長(1)アマゾンフルーツの“スーパーフード”アサイーをいち早く日本に紹介

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 スポーツ万能の長澤少年が異変に襲われるのは中学2年の時。内臓に急性の炎症が起き、すぐに入院させられた。症状は深刻なものではなかったが、薬で治るような病気ではなく、慢性化を避けるため絶対安静が必要だった。結局、1カ月半の入院を余儀なくされた。

 医師からは「今後、激しい運動はしてはいけない」と宣告された。いつまでなのか尋ねると「一生ダメだよ。まあ卓球ぐらいならOKだけど」という。卓球も思いのほかタフなスポーツだが、この医師は旅館でやるようなお遊びをイメージしていたのだろう。

「僕は人から命じられたことをハイハイ聞くような子どもではなかった。医者がそう言うんなら、逆に一番激しいスポーツをやってやろうと考えたんです」

 病院の売店で創刊されたばかりの「アメリカンフットボール・マガジン」という雑誌を見つけた。これだと思った長澤氏はさっそく購入すると貪り読み、病室の壁に雑誌から切り抜いた写真をベタベタ貼った。回診にきた医師は驚き、「君はこんなことはできないからね」とクギを刺した。その言葉を聞いて、より反抗心が強まった。

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