たまねぎが平年比の約2倍に! 猛暑による“野菜高騰ショック”が食品値上げラッシュに追い打ち
一体、いつまで続くのか……。
帝国データバンクの調査(先月30日公表)によると、今月の飲食料品の値上げは3024品目に達する。3000品目を超えるのは6カ月ぶり。とうとう、ペットボトル飲料が1本200円になってしまった。
家計が苦しくなるばかりだが、これに追い打ちをかけるのが、野菜の高騰だ。東京都中央卸売市場の価格動向(先月29日時点)では、たまねぎが平年比191%と、普段の2倍近い高値で推移している。
「この時期の主産地である北海道では、6月から高温だけでなく雨が降らなかった影響で生育不良が見られます。たまねぎは価格が高騰しているだけでなく、本来のサイズよりも小さくなっているようです。産地からは、こうした小玉傾向がしばらく続きそうだと聞いています」(農水省園芸作物課の担当者)
■ほとんどの野菜が高値に
ほうれんそうときゅうりは約4割高。はくさい、トマトが約3割高になっている。その他の野菜は、にんじんとキャベツを除き、1~2割高で推移。ほとんどの野菜が高値をつけている悲しい状況だ。