たまねぎが平年比の約2倍に! 猛暑による“野菜高騰ショック”が食品値上げラッシュに追い打ち
野菜の高騰は、少なくとも今月中は続きそうだ。農水省が先月30日に発表した「野菜の生育状況及び価格見通し」によると、全15品目のうち、10品目が平年を上回る価格で推移するという。安値が予想されているのは、ブロッコリーの1品目のみだ。
高値の原因は、夏季の高温による生育不良などで、ほとんどの品目で出荷数量の減少がみられているからだ。今夏の平均気温は平年と比べて2.36度高く、1898年に統計を取り始めてから最も高かった。厳しい残暑も終わり、涼しい日が多くなってきたが、史上最も暑い夏の影響はいまだに尾を引いている。
恒常化する異常気象で、いまや野菜の高騰は日常茶飯事。食卓の選択肢も狭まるばかりだ。
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主食米と同様にもち米も高騰。日本の食はどうなってしまうのか。●関連記事【もっと読む】『主食米高騰の余波が「もち米」にも…和菓子店を直撃! 大手サトウ食品は正月用の鏡餅を値上げ』で詳報している。