“コンビニの神様”鈴木敏文氏死去…セブン-イレブンは他社を圧倒する「食の質」で高価格を実現
既存店の平均日販も約70万円と、同60万円未満の他2社に差をつけている。
「セブンは鈴木氏自ら弁当を試食するなど、食品の開発に力を注いできた。他社より高単価の商品が多く、安売り路線ではないため日販が高い。PB(プライベートブランド)は廉価品という印象が強いが、鈴木氏主導のもと、『セブンプレミアム』は質を重視した」(コンビニ業界関係者)
91年には経営難に陥った米サウスランド社を子会社化。鈴木氏はセブンでの功績が認められて92年にイトーヨーカ堂の社長に就任、持ち株会社化を経て、05年にセブン&アイHDのCEOに就いた。
コンビニは成功続きだったが、ヨーカドー事業は90年代から規模を縮小し、05年に取得したそごう・西武の百貨店事業も再建できなかった。
「ヨーカドーと百貨店の衰退は郊外型モールやユニクロの台頭で、上層階の衣類が売れなくなった影響が大きい。コンビニとのシナジー(相乗効果)が小さい百貨店の買収は当時から疑問視する意見もあった。『自分なら再建できる』という自負があったのだろう」(流通業界関係者)


















