キオクシア株は「高値の花」…2期連続過去最高決算で時価総額40兆円も、個人投資家比率わずか5%
だが、東芝を離れてからも曲折続きだった。メモリー市場は韓国サムスン電子をはじめ米韓の大手がしのぎを削り、競争が激しい。存在感を保つには、資金を集めて多額の設備投資を続ける必要がある。キオクシアHDは同業の米ウエスタンデジタルとの経営統合を模索したものの、難航して結局白紙に。
続いて、東京証券取引所への上場を目指したが、メモリー市況の悪化に見舞われる。23年3月期から2年続けて巨額の赤字を出すなど目算が狂い、分社化から8年近くたった24年12月に、ようやく上場した経緯がある。
人事も迷走した。20年に社長だった成毛康雄氏の病気療養に伴い、急きょ、早坂伸夫氏が社長に就任した。その早坂氏も今年4月1日付で退任し、シニア・エグゼクティブ・アドバイザーに就いた。後任社長には太田裕雄副社長執行役員(63)が昇格した。太田氏は6月の定時株主総会を経て代表取締役に就任する。
キオクシアHDは3月末時点の株主数が13万2150人だったことが、6月25日に都内で開く定時株主総会の招集通知で明らかになった。1年前に比べて1.6倍になった格好だ。海外投資家の保有比率(株数ベース)は68%と12ポイント上がった。


















