車検で「今すぐ交換を」と勧められたら…断っていい整備、断らないほうがいい整備の見分け方
そして、ブレーキである。車検が見ているのはパッドの残量ではなく、制動力が基準値を満たしているかどうかだ。だから工場側は、年間の走行距離や使用環境を踏まえ、次の点検まで安全に使えるかを判断材料に、早めの交換を勧めることがあるという。
ブレーキフルードは湿気を吸って劣化し、ホースも経年劣化でオイル漏れを起こすことがある。効かなくなってからでは遅い。
FPとして言えば、車検は2年に一度のまとまった支出だ。前回の費用を24カ月で割り、毎月少しずつ積み立てておけば慌てずに済む。
ただし、安全にかかわる整備まで価格だけで判断するのは避けたい。「車検に必要か」「予防整備なのか」を確認し、必要性と緊急度で優先順位をつけることが大切だ。
結局は、断る技術より聞く技術なのだろう。日整連も、迷ったら「今すぐ必要か」「次の点検まで乗れるか」を整備士に聞くよう勧める。必要なら劣化した部品を実際に見せてもらう。理由が分かれば、こちらにも判断のしようがある。
(金子よし子/FP・ライター)
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