官製談合で内部資料 厚労省とJEEDの生々しいやりとり
厚生労働省が“身内”独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)」に職業訓練事業を回すため、入札条件を書き換えていたことなどが発覚、国会で追及されているが、とんでもない内部資料が出てきた。
すでに、2月18日の公示前日に厚労省の担当企画官らがJEEDを訪問したことがバレ、「事前説明をした官製談合じゃないか」と騒がれた。衆院厚生労働委員会に呼ばれたJEEDの小林利治理事長は「調査中」と逃げ回っていたが、この時の議事録が出てきたのである。12日の委員会で民主党議員が暴露し、追及した。
その議事録によると、JEEDを訪ねた厚労省の職員は能力開発課の企画官や課長補佐、係長など8人。機構側は10人が対応し、こんなやりとりをしているのだ。
機構 「一者応札になるが問題にならないか?」