【サッポロ】黒ラベル、ヱビスに集中。体験を通じて「もう一度飲みたい」を後押し
10月の酒税改正でビール系飲料の税率は、350ミリリットルあたり54.25円に一本化される。従来の税率に比べると、「ビール」は約9.1円の減税で、「発泡酒」「第3のビール」は逆に約7.26円の増税になる。この流れに合わせて、発泡酒の一部の銘柄はレシピを見直し、ビールに格上げする動きも相次ぐ。そこで大手4社に酒税改正に伴うビールの戦略を聞いた。
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1876年に「開拓使麦酒醸造所」として開業したサッポロビールは、150周年を迎える。節目の年に2020年から始まった酒税法改正の最終年が重なった。発泡酒のビール化が相次ぐ中、一線を画す戦略で挑む
■銀座ライオンビル4階にプレミアムな施設が
「当社は創業以来受け継いできた開拓者精神のもと、『出会いによるワクワク』や『つながりによる豊かさ』、そして感情の質を高めることで生まれる『人生の豊かさ』といった、嗜好品ならではの価値を創造していきます。ビール類の税率が一本化される今年は、狭義のビールに注目が集まるでしょう。ビール部門のマーケティング方針としては黒ラベルとヱビスに集中し、近年で最大規模の投資を実施。そのひとつが、黒ラベル・ヱビスの新たなビール体験ができる施設の開業です」
こう言うのは、社外広報グループ担当者。その施設は今年10月27日、現・銀座ライオンビルの4階にオープンした。ひとつは黒ラベルの世界観を体現した会員制ビアバー「BEER AJITO」で、大人がビールをたしなむ隠れ家だ。もうひとつは、日本初のビアホールを生んだヱビスが贈るプレミアムな「YEBISU BEER HALL TOKYO」だ。
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