なぜ共和党の牙城まで崩れたのか? 中間選挙で見えたアメリカの未来
11月3日のアメリカ中間選挙は、上下院とも民主党が奪還、テキサスやカンザスなど、南部や中西部の共和党の牙城でも予想を大きく上回る得票を見せた。歴史的大勝利に、支持者でさえ驚きを隠せない。
この勝利ではっきりと映し出されたのは、アメリカの多様化だ。
4日朝のNYタイムズは、わずか2年で全米の民主・共和の得票差が、民主党側に15ポイントも動いたと伝えた。背景には、関税とイラン戦争によるガソリンや生活必需品の高騰を招いた、トランプ大統領と共和党への怒りがある。
ヒスパニック系有権者の投票傾向は、民主党側に28ポイントも動いた。2024年にはトランプ大統領の勝利に貢献したが、生活費高騰と強硬な移民政策が反発につながった。その象徴が共和党の牙城テキサスだ。上院議員に加え州知事選でも民主党が勝利し、全米に衝撃を与えた。フロリダ州では、共和党有利に線引きし直された下院選挙区でさえ、民主党が勝利した。
若者は70%が民主党を支持。移民2世も多く、アメリカ史上最も多様化した世代がトランプを否定し、民主党に未来を託したと言えるだろう。
さらにトランプ氏の岩盤支持層でもある大学卒業資格を持たない白人さえ、民主党側に揺り戻しを見せた。


















