市長選まっただ中に“福岡のドン”釈明会見のせこい計算…カツアゲ全面否定「カネをもらった」証言なしとタンカ
「福岡県議会のドン」と呼ばれたコワモテが新たな波紋を広げている。県議会が舞台のカツアゲ疑惑で追い込まれ、8月に辞職した自民党の蔵内勇夫前議長が5日、福岡市内のホテルで会見。正副議長経験者を含む5人が実名証言したポストをめぐる金銭授受を全面否定し、2時間の会見は新味ナシ。逃げるようにバッジを外したのに、なぜ出てきたのか。
蔵内氏のカツアゲ疑惑が火を噴いたのは7月。正副議長経験者2人が就任の見返りに金銭を要求され、支払ったと告発した。音声データを突きつけられても蔵内氏は居直り続けたが、辞職勧告決議案をめぐって議会が大モメした直後、「議会の混乱をさけるため」とする短文声明を出して辞職した。
県政記者クラブは9月、蔵内氏に対して会見開催を要請。ようやく応じはしたものの、「正副議長人事に関して金銭授受は一切ない」と釈明し、「『カネを払った』と言う人はたくさんいるが、『カネをもらった』という証言はない」などと強弁。「意見が対立しているわけだから、第三者委員会、百条委員会で検証していただくことだろう」とタンカも切った。
金銭授受疑惑をめぐる第三者委は9月に設置されたが、調査に労力を要することから、報告書がまとまる目安は今年度末。虚偽証言や証言拒否に刑事罰を科すことができる百条委は5日、ようやく設置される見通し。


















