また“お友達”人事 フィリピン大使に「自衛隊幹部」急浮上
安倍政権がまた“お友達”人事を画策中だ。今度は次期フィリピン大使で、ナント、28日付で退職する海上自衛官の起用が急浮上しているという。
これまでに、防衛省の背広組が大使になることはあっても、自衛隊の制服組が就任したことは一度もない。シビリアンコントロールの観点から検討されてこなかったのだろうが、右傾化政権はそんな配慮もお構いなしだ。
「フィリピン大使への転身が噂されているのは、海自・佐世保地方総監の吉田正紀氏(57)です。どうやら今回の大使人事は、安倍首相―斎木外務次官ラインの個人ルートで進められていて、防衛省では『寝耳に水』と大騒ぎになっています。フィリピンは南シナ海の領土問題で中国と争っている。そんなところに“元軍人”大使が就任するなんて、中国にケンカを売るつもりでしょうか」(霞が関関係者)
■国防族と太いパイプ