秋元康氏も…五輪組織委理事は安倍・森コンビの「お友達」揃い

公開日: 更新日:

 こんな内向きの人選で、果たして世界最大のスポーツイベントを任せられるのか。13日判明した、2020年東京五輪パラリンピック組織委員会の役員案。目玉人事として、作詞家の秋元康氏(55)や写真家の蜷川実花氏(41)が理事に起用されると話題だが、リストをよく見ると、安倍首相や組織委の森喜朗会長の「お友達」で固められている。

 秋元氏は、政府の「クールジャパン推進会議」のメンバーで、安倍首相と交遊が深い。五輪招致の際、“秘蔵っコ”のAKB48が活動に協力したのは記憶に新しい。

 今年元日の産経新聞でも2人は、東京五輪について対談していた。秋元氏は<オリンピックも決まり、ちょっと担ごうかなと。人ごとではなく、自分たちが日本を担うことの象徴として最高にいい目標ができました>と語り、五輪への関与に意欲マンマンだった。

「蜷川氏は、AKBの大ヒット曲『ヘビーローテーション』のPVの撮影を担当したり、メンバーの大島優子を被写体にしたりと、秋元氏に近い人物です」(女性誌芸能担当)

 要は、安倍の“お友達のお友達”ということ。役員案のリストを見ると、他にも“お友達”がズラリだ。九州経済連合会の麻生泰会長は麻生副首相の実弟で、柔道女子金メダリストの谷本歩実氏は、森会長のお膝元、石川の大企業コマツでコーチを務める。橋本聖子参院議員は、旧森派で安倍の出身派閥の清和会所属といった調子だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル