「誤差」1兆円超 経常収支「5カ月ぶり黒字」のマヤカシ

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 8日に財務省が発表した2月の国際収支速報で、経常収支が5カ月ぶりに黒字になった。これを受けて、大新聞は「所得収支の黒字が貿易赤字をカバー」「輸出も回復の兆し」などと報じていたが、本当にそうか? というのも、今回の統計は「誤差」があまりに大きいのだ。

 2月の国際収支の数字を詳細に見ると、経常収支が6127億円の黒字、金融収支は7319億円の赤字、資本移転等収支が42億円の赤字で、その他に「誤差脱漏」としてマイナス1兆3403億円が計上されている。かなりの金額だが、「誤差脱漏」って何なのか。国際収支統計を発表している財務省はこう説明する。

「海外との総合的な取引状況を表す『収支』は理論上、『経常収支+資本移転等収支-金融収支=ゼロ』になります。ただ、中には通関しない取引もあって、すべての取引を把握しているわけではないので、どうしても誤差が生じる。それで、統計作成上の誤差を調整する項目として設けられたのが『誤差脱漏』です」

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