石原環境相 「五輪熱中症対策」の見え透いたパフォーマンス

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 連日の猛暑続きで焦ったのか、環境省がようやく腰を上げた。6年後の東京五輪における熱中症対策のことだ。

 ただし、石原伸晃環境大臣(57)が6日、何枚ものパネルを使って「日本の技術を世界に向かって発信したい」と意気揚々に語った環境省の取り組みはといえば、霧状の水が自動的に噴き出る装置をマラソンコースに取り付けるとか、雨水を空気中に蒸発させて温度を下げる特殊な舗装道を敷くとか、「何を今さら?」な策ばかり。観客には会場の温度や湿度をITで知らせ、熱中症回避を呼びかけるというが、これだって目新しさゼロだ。最先端技術が応用されるわけじゃない。

 しかもこれらは、環境省が率先して実行するわけではなく、東京都や組織委員会に“提示”するだけというから恐れ入る。

■内閣改造のタイミング

「もうほとんど、石原環境相のパフォーマンスですね」と呆れるのは、政治評論家の有馬晴海氏だ。

「石原環境大臣は6月に、福島第1原発事故で出た汚染土の中間貯蔵施設建設をめぐり、<最後は金目でしょ>と発言し、建設候補地の福島県大熊町と双葉町の両町長や福島県知事にそれぞれ謝罪したばかり。福島原発を第1サティアンと呼んだこともある。今回のアピールは、その汚名を少しでも返上したいからでしょう。もちろん、内閣改造前というタイミングも、狙っているはずです」

 猛暑の五輪になるのは、開催地に決まった昨年9月から何度も指摘されてきた。それなのに石原はほとんど発言していない。対策を考える時間は1年あまりあったのに、出てきたのはこの程度。

 やはりこの男、二度と大臣をやらせてはいけない。

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