「アイツだけは大臣にするな」と進言された“ドーカツ変節漢”西川公也農水相
■西川公也農水相(71=栃木2区、当選5回)
スゴむ、怒鳴る、すぐキレる。昨年3月の自民党TPP作業部会では、TPP反対派の尾辻元厚労相とテレビカメラの前で「威張るなよ!」「静かにしろよ!」と怒鳴り合いのケンカを演じ、話題になった。
「改造前に、ある閣僚が『アイツだけは大臣にしちゃダメだ』と総理に進言したほどで、党内では、国会答弁は大丈夫なのかと心配されています」(自民党関係者)
●「松岡化」
東京農工大卒で、栃木県庁職員から県議に転身。県議を5期務めた後、96年の総選挙で初当選。もともとは鈴木宗男べったりで「ムネムネ会」の中核メンバーだったが、今は二階派のナンバー2。特技は空手で、3段の腕前だ。
「第1次安倍内閣で在任中に自殺した松岡元農水相とは、空手と宗男つながりで親しかった。今や農水族のドンとしてふるまう姿は、『急速に松岡化している』と党内で評判です」(永田町関係者)