「円消滅」カウントダウン 実質実効為替レート59カ国中最悪に

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 円は消滅してしまうのではないか――。金融市場で不気味な囁きが広がっている。コトの発端は、国会で日銀の黒田東彦総裁が「さらなる円安はあり得そうにない」と答弁したことだ。

「黒田総裁は、実質実効為替レートで判断すると……と前置きしています。金融市場で重要視される数値ではありませんでしたが、黒田発言をきっかけにガ然、注目度が高まった。改めて実質実効為替レートを見たら、円の実力低下に驚愕した。円の消滅すら頭をよぎるほどです」(市場関係者)

 実質実効為替レートは、ドル円だけでなく、ユーロや英ポンド、中国元など44通貨(59カ国・地域)を対象に、通貨の実力度を表す数値だ。世界機関であるBIS(国際決済銀行)が毎月公表している。

 直近統計は15年5月分。日本は69.81(2010年が100)で、ナント59カ国・地域の中で最低だった。5年前に比べ、円の実力(価値)は約30%も下落しているのだ。乱暴な言い方をすれば、海外旅行中に100円で購入できたジュースが、今は130円出さないと手に入らないことになる。10万円の宝飾品は13万円だ。

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