• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

五輪が潰す「東京湾大華火祭」 自治体失う経済効果は370億円

 夏の風物詩が大ピンチだ。毎年8月に行われる花火大会「東京湾大華火祭」が、来年夏から東京五輪開催の2020年まで休止する可能性が濃厚となっているのだ。

 主催者の中央区によると、「花火大会会場の晴海地区に、五輪選手村が整備されるので休止せざるを得ない」(区民部地域振興課)という。東京湾大華火祭は1988年に始まり、今年の8月8日で27回目になる。昨年は台風で中止だったが、1万2000発の花火を見るために、例年約70万人が集まる。そんな大規模な花火大会が5年間も休止となると、気になるのはその経済効果。中央区は、経済効果を「約74億円」(同)と試算しているから、5年間で実に370億円にも上る。五輪計画で「夏の風物詩」が潰されてしまっていいのか。

「メーンスタジアムの莫大な建設費に気を取られるばかりで、国や都は細かい部分にまるで目がいっていないように見えます。計画の遂行に躍起になるあまり、花火大会を中止にし、370億円という大きな経済効果をみすみす潰しているのだから、呆れるしかありません。また、五輪終了後は景気の急激な落ち込みが予想されています。そんな状況下、5年間の“ブランク”を経てスンナリと再開できるのでしょうか。今後、同じような弊害が続出する可能性もあります」(経済ジャーナリストの荻原博子氏)

 東京の名物花火も今年で見納めになるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  2. 2

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  3. 3

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  4. 4

    崩れた圧勝皮算用 安倍3選という「終わりの始まり」<上>

  5. 5

    内部留保が過去最高446兆円 貯め込んでいる大企業はココだ

  6. 6

    今季でクビの選手が続出? 阪神“不良債権”11億円の中身

  7. 7

    虎最下位で金本続投白紙…後任に掛布・岡田という“断末魔”

  8. 8

    安室奈美恵9.16引退余話 沖縄への“置き土産”は数十億円

  9. 9

    お蔵入り乗り越え 妻夫木聡&井上真央「乱反射」 の舞台裏

  10. 10

    追悼・樹木希林さん 貫いた“奇妙な夫婦愛”と“ドケチ伝説”

もっと見る