宗派対立だけじゃない サウジvsイラン国交断絶の生臭い話

公開日:  更新日:

 サウジアラビアとイランの国交断絶が、中東全域に火の粉をまき散らしている。イラン外務省報道官は4日、「(サウジは)内政問題から注意をそらすため、地域の緊張を激化させようとしている」と強く非難した。

 サウジがイランの反発を招いたのは、シーア派指導者のニムル師ら47人をテロに関与したとして処刑したことがきっかけだ。イスラム教スンニ派の盟主を自任するサウジと、シーア派の大国イランの宗派対立は悪化の一途をたどっているが、今回の対立は「スンニ派VSシーア派と単純に考えてはいけない」と元レバノン大使の天木直人氏は指摘する。

「47人の処刑は、オイルマネーを背景に力を保ってきたサウジ王族の危機感の表れです。そもそも、王族は国内のスンニ派過激組織『アルカイダ』など国内外の反対勢力を抑えるため、“敵”に潤沢なオイルマネーを享受させてきました。ところが、この1、2年の原油価格の下落を受け、かつてほどの恩恵を与えることができず、国内の取り締まり強化など、いよいよ強硬姿勢に転じざるを得なかったのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    熱愛ゼロの草食ぶり…新垣結衣は私生活でも獣になれない?

  2. 2

    志村けんの「酒・カネ・オンナ」68歳の優雅な独身貴族生活

  3. 3

    “質問無視”連発の河野外相 政治資金で「外食三昧」の日々

  4. 4

    肺病の赤ん坊に客が1stクラスを 母親の感謝投稿に圧倒共感

  5. 5

    キンプリ早くも「嫌いなジャニーズ」に…なぜアンチ多い?

  6. 6

    セクゾ松島もパニック障害…ジャニーズで病欠が相次ぐワケ

  7. 7

    実力は和牛でも…霜降り明星「M-1優勝」のメンタルを分析

  8. 8

    市場に流れる日産「上場廃止」説 “積極退場”の仰天情報も

  9. 9

    賀来賢人「今日から俺は」が日テレドラマのトップ走るワケ

  10. 10

    事件、退所、病気…ジャニーズ内の光と影が鮮明だった一年

もっと見る