宗派対立だけじゃない サウジvsイラン国交断絶の生臭い話

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 サウジアラビアとイランの国交断絶が、中東全域に火の粉をまき散らしている。イラン外務省報道官は4日、「(サウジは)内政問題から注意をそらすため、地域の緊張を激化させようとしている」と強く非難した。

 サウジがイランの反発を招いたのは、シーア派指導者のニムル師ら47人をテロに関与したとして処刑したことがきっかけだ。イスラム教スンニ派の盟主を自任するサウジと、シーア派の大国イランの宗派対立は悪化の一途をたどっているが、今回の対立は「スンニ派VSシーア派と単純に考えてはいけない」と元レバノン大使の天木直人氏は指摘する。

「47人の処刑は、オイルマネーを背景に力を保ってきたサウジ王族の危機感の表れです。そもそも、王族は国内のスンニ派過激組織『アルカイダ』など国内外の反対勢力を抑えるため、“敵”に潤沢なオイルマネーを享受させてきました。ところが、この1、2年の原油価格の下落を受け、かつてほどの恩恵を与えることができず、国内の取り締まり強化など、いよいよ強硬姿勢に転じざるを得なかったのです」

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