サウジと緊張も…イランはホルムズ海峡を封鎖できない

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 北朝鮮の水爆に加えてサウジアラビアとイランの国交断絶で世の中が騒然としているが、ここは冷静になったほうがいい。一部メディアは「ホルムズ海峡封鎖」の大見出しを打ち、不安をあおっているが、本当にそんな事態になるのか。

 確かに両国をめぐる緊張が高まり、イランが機雷をまいてタンカーがホルムズ海峡を通れなくなれば、原油の82~83%を中東に頼る日本への影響は少なくない。だけど大丈夫。備蓄は200日分あるし、そもそもホルムズ海峡の封鎖は現実性が乏しいようなのだ。

 経済評論家の斎藤満氏によると、その背景にはこのところの原油価格の低落がある。2014年夏までは1バレル=100ドルを超えていたが、現在は30ドル台と大幅安になっている。

「原油安に誘導しているのが米国なのです。目的は世界各地の紛争で対立しているロシアを弱体化させること。ロシアは石油や天然ガスなどエネルギー資源しか売り物がなく、現在は原油安でアップアップ状態。ところがホルムズ海峡が封鎖されたら原油が上がり、ロシアは潤うことになります。これは米国にとって極めて都合が悪い。イランが機雷をまこうとしたら米国がストップをかけるはずです。昨年から米国とイランは友好関係に向かっていますからね」

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