人不足&高齢化で争奪戦も パイロットの笑いが止まらない

公開日:  更新日:

 今年の官製春闘は、マイナス金利バズーカによる円高・株安のせいで、盛り上がりに欠ける。自動車大手労組のベア要求額はトヨタ、日産、ホンダとも月3000円。いずれも前年実績を下回る一方で、景気がいいのがパイロットだ。

 日本航空が今年4月から、パイロットの給与を年100万~200万円引き上げる――と報じられた。日航パイロットの昨年3月期の平均年収は1636万円と、普通のサラリーマンならタメ息が出そうな額だが、それでもライバルの全日空に比べたら300万円ほど安いという。

 理由ははっきりしていて、パイロット不足だから。単純に売り手市場というわけだ。航空需要の高まりで、2030年には世界的に現在の2倍以上のパイロットが必要になるとされる。

「いわゆる『2030年問題』です。アジア・太平洋地域ではそれが4.5倍とみられている。とりわけ日本は、バブル期に大量採用したパイロットが一斉退職するだけに深刻です。すでに壮絶なパイロット争奪戦が繰り広げられており、日航では14年度に約30人のパイロットが転職などで退社した。中国の航空会社の中には、年収4000万円以上を提示するところもあるそうです」(国交省関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の夫は裁判沙汰に…女性芸能人が“成金”を選ぶリスク

  2. 2

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    「ストライクが入らない」フランスアは高知で泣いていた

  5. 5

    安倍官邸“大号令”か 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作

  6. 6

    首相の姓を? 永田町に飛び交う新年号に「安」採用プラン

  7. 7

    辺野古「県民投票」不参加表明 沖縄県“アベ友”5市長の評判

  8. 8

    “第2のサンゴ虚報事件”で思い出す安倍首相の朝日新聞批判

  9. 9

    広島・誠也が打点王宣言も “新3番”長野に丸の代役務まるか

  10. 10

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

もっと見る